ぼっちリーマンの日常

部署に所属している人が一人になってしまった日常

次女妊娠中 切迫早産による緊急入院初日 Part.1

2023年2月17日。

 

嫁の26週目の定期妊婦検診で事件は起きた。

 

ボクは普段通りに仕事をしていたところ、嫁からのLINEが入った。

 

『入院だって・・・』

20週目の時から子宮頚管が短いため、切迫流産と診断されていて入院する可能性があることは知っていた。

 

知ってはいたもののさすがに入院なんてしないだろうなと思っていたところでの最終通告。

 

具体的にはその週数では40㎜ないとダメなところ、13~14㎜と半分以下。

 

こっちは仕事している場合ではないし、逆に急に電話するのも良くないのかなと思い、とりあえず冷静を装って返信せずに仕事に戻る。

 

10分後に嫁から電話があり、内容は

・現状の子宮頚管長だとすぐに生まれちゃうかもしれないから、即入院して安静が必要

・今急に生まれちゃうとNICU直行が必須

・近所の通院中の産科では入院できるほどの病床数がない

・今は入院できそうな病院を探しているところ

・これから入院になるけど、最長予定日の5月まで入院の可能性大

 

電話中も冷静を装っていたけど、内心はいろいろ不安。

 

電話が終わったところで上司に相談し、長女のお迎えがあることから午前中で帰宅することになった。

 

出来る限りの仕事を片付けていると近所の産科から救急車のサイレンが聞こえてきて、『あぁ~この救急車に嫁が乗っているのかぁ~』と少し他人事のような感じで捉えていた。

 

そうこうしている間に、産科から入院先の病院が決まったとの連絡が入ったが、家から車で60分のところ・・・

 

第一印象は『さすがに遠いだろ・・・』と思ったけど、そこでも受け入れがNGだった場合さらに遠いところになる可能性があったため、まぁそれくらいなら良しとしようというようにポジティブに捉えることにした。

 

仕事が終わり、車のカギを受け取るために産科を経由して家に帰宅。

 

この時間の帰宅はまれだし、嫁がいない家もなかなか空虚感を覚えた。

 

とりあえず嫁から送られてきた欲しいものリストを見ながら荷造りをしているが、どこに何があるか理解していなく、かなり時間がかかってしまった。

 

特に嫁しか使わない下着や入院着のようなものはさっぱりだ。

 

こういうときに嫁のありがたみ、もっと家のことを知らなければ、というようなことを考えるのだが、どーせ嫁が帰ってきたら忘れる。

 

そうこうしている間に嫁は病院に到着して診察を受け、その話を聞くとやっぱり出産まで退院はできない様子。

 

まぁ予想はしていたけど、そのLINEを見た時はこれからのことを考えてゾッとした記憶がある。